13日目は先日11月7日のリリースで追加されました Mist の vJunos-switch サポートについてです。
みなさま検証環境はどうされてますでしょうか?Mist のダッシュボードはトライアルライセンスで使えるものの、なかなか実機の確保ができず事前にコンフィグの作成や動作確認で困ったことはないでしょうか。
今回のリリースでは昨年リリースされた無償で使える仮想版 JUNOS シリーズの vJunos-switch を Mist から管理できるようになりました。
vJunos のドキュメントとリリースノートに記載の通り本番環境には使えず、サポートもコミュニティフォーラムのみですが、vJunos-switch はシャーシ型の EX9214 をベースにした仮想マシンで、仮想版ながら様々な設定を試すことが可能です。
また、リリースに合わせて Network Configuration Example (NCE) のドキュメントも公開されています。制限事項や各環境での注意点などが載っておりますのであわせてご参照ください。
対応環境
vJunos-switch は qcow2 形式で提供されています。Linux KVM 環境や Proxmox VE、EVE-NG などでご利用いただけます。ただし注意点としてはネストされた仮想環境 (ESXi 上の KVM や EVE-NG)での利用はサポートされません。また、Intel CPUでしかテストしていないため、AMD の CPU については公式にはサポートしておりません。AMD CPU での利用の詳細はこちらのドキュメントもご確認ください。
仮想マシンの最小リソースは以下に記載されています。
Minimum Hardware and Software Requirements | vJunos-switch | Juniper Networks
各仮想環境へのデプロイ手順については上記の NCE ドキュメントにございますので、ここでの説明は割愛いたします。
Mist への登録
vJunos-switch には QR コードがないため、Inventory ページの「Adopt Switch」で生成される CLI のコンフィグを投入することで登録します。
仮想マシンの NIC の1つ目が fxp0 の管理インターフェースとなるので、こちら経由でインターネット接続を行い、生成された CLI を入れて commit します。
数秒待ってからインベントリーページの再読み込みを行うと、VJUNOS という Model で登録されます。

操作と確認
インベントリーに登録された当初は Unassigned でどの Site にも割当たっていない状態なので、割り当てを行います。あとは通常の Wired Assurance と同様に操作が行えます。
試しにホスト名を変えてみました。
インサイトページで config がどう変わったのかも確認可能です。
設計やどの操作でどういったコンフィグになるのかの確認が必要な場合に役に立つかと思います。
まとめ
仮想環境ですべてを再現するのは難しいですが、スイッチ部分のコンフィグが事前に作れるだけでも楽になる場合があるかと思います。ぜひ活用してみてください。
おまけ:
仮想基盤にもによっては LACP が通らなかったり、なかなか安定稼働までもっていくのが難しいのですが Campus Fabric も動作可能です。以下画像はベアメタルの EVE-NG で Collapsed-Core の検証環境を作成しています。
Campus Fabric は対応機材を確保するのが大変だと思いますが、簡易的な検証であれば vJunos でもコンフィグが投入されるので気になる方はチェックしてみてください。EVEN-VXLAN や BGP のポリシーが入るのでどのように使われてるかが見れるので面白いです。