ネットワークの重要性はより高まっていますが、ネットワークのオペレーションは長年変化していません。
ネットワークはマニュアルによる管理が未だに75%*1 と 大部分を占め、
ネットワークの自動化の期待は高まりますが、自ら取り組んだDIYのネットワーク自動化は70%*2 は失敗するという報告もあります。
また、ネットワークの多くの問題は、実際管理をしている担当者が発見することは少なく、問題の79%*3 が運用者以外方の報告で発見するという状況です。
ネットワークの自動化や信頼性を向上させる方法のひとつとしてIBN Intent Based Netwokingの注目が高まっています。
IBNとは2014年頃に提唱された考え方で、複数のベンダー製品がすでにIBNを実装していると提唱しており、GAFAを始めとして大規模環境での自動化手法としても採用されています。
ガートナー*4ではIBNS(Intent Based Networking System)により障害を50%削減できるとしています。
IBNはIntent Based Networkingの略で、ネットワークの目的 ・意図(Intent) に基づいてネットワークを構築、管理、運用する新しいアーキテクチャです。
IBN では 、このネットワークの目的・意図(Intent)を、"あるべき姿" として、定義し、それを実現するのに必要なネットワークを利用するための設定・ポリシー・可視化などを自動生成して利用することができます。
Juniper Apstraは、IBNのアーキテクチャを採用し、主にデータセンターネットワークに利用します。Apstaは2011年に設立されたIBNのパイオニアカンパニーで、2021年にジュニパーネットワークスが買収し、現在はJuniper Apstraとして提供しています。
Juniper Apstraにより、必要なネットワークを定義することで、必要な設定や可視化項目などを自動的に生成することが可能となります。
Juniper Apstraでは、”あるべき姿”を、必要なネットワークとして定義し、利用するハードウェアはマルチベンダーで利用することができるという特徴もあります。
一般的に言われるIBN のメリットは、次のとおりです。
- ネットワークの目的(あるべき姿)を定義することで、ネットワークの運用効率を向上させることができる。
- ネットワークの自動化を実現することで、ネットワークの運用コストを削減することができる。
- ネットワークの拡張性と柔軟性を向上させることができる。
- ネットワークのポリシーを集中管理することで、ネットワークのセキュリティを向上させることができる。
Juniper Apstraでは、データセンターの課題に対して、以下のように解決することができます。
IBN は、ネットワークの管理方法を大きく変革する新しい技術です。今後、IBN は、ネットワークの運用効率、セキュリティ、コスト削減、拡張性、柔軟性などを実現するために、ますます重要になっていくと考えられます。
IBNでは 、このネットワークの目的・意図(Intent)を"あるべき姿"として定義しますが、Juniper Apstraではどのように定義して何を実現するか、は別記事でお伝えします。
packet pusherが発行したIBNのホワイトペーパーも公開しています。
"インテントベースネットワーキングで データセンターにおける問題を解決"
Apstraのオペレーション資料などはこちらの各リンクも参照下さい。
出典元;
*1- Gartner®, Market Guide for Network Automation Tools, Andrew Lerner, Ted Corbet, February 22, 2022
*2-Analysys Masson, 2022
*3-Uptime Institute Annual Survey 2021
*4-5 Benefits of Intent-Based Networking
初稿:2023/8